鍛冶屋サキュバス奮闘記
定期更新型ネットゲーム『sicx Lives』に参加している、リムル(579)の日記帳です。 主に日記置き場ですが、お絵描きしてたり、何か呟いてたりもします。
探索78日目
- 2011/09/07 (Wed)
- 旧:レイムの日記帳(偽島3期) |
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歌ったり語ったり踊ったりしてる奴らにボコボコにされて、
3人でヨロヨロと遺跡外に戻ったのも束の間、
いきなり、すごい勢いで押し寄せてきた大波に飲み込まれ、
気がついたら島の姿は無く、島中の冒険者たちが半裸で海に浮いていた。
「げほげほっ!げほっ! な、なんなんだ、いきなり」
開いた口に容赦なく入ってきた海水を吐き出して、周囲を見渡す。
見知ったヤツの顔がちらほらと見える。
でも、クレイとクロマの姿が見えない。
「おーい!! クレイー!! クロマー!! どこだー?!」
声を大にして叫ぶ。
いつの間にか、着ていた服が薄いゴム布みたいになっていることに気付いた。
これはどこかで見たことがある。あれだ。
なんたらプレイとかで使う、スク水とかいうやつだ。
「おーい! クレイー!! クロマァー・・・・・・!」
どうやら周囲の奴らも仲間を探しているらしい。
口々に呼ばれる名前に、あたしの名前は入っていない。
「く・・・・・・クレイぃ・・・・・・」
なんだか泣けてきた。
このまま、いきなりサヨナラなのか?
2ヶ月ちょっととはいえ、昼夜問わず一緒に過ごした仲なのに。
やっと、半裸とはいえ肌と肌を合わせることができるかと、
そう、期待したところだったというのに。
「うぅ・・・・・・・・・・・・う?」
涙で滲んだ視界の向こうに、何度となく飛びつこうとしてその度逃げられた、
小さな金髪の頭と、華奢な肩・・・・・・そして、想像力をフル回転させて妄想した、
傷ひとつ無いすべらかそうな白い肌が見えた。
クレイと思われるそれは、少しずつ、少しずつ、遠ざかっていく。
離れるもんか!離れるもんか!あたしは絶対クレイと一緒にいるんだ!
一緒に水遊びしたり、一緒の布団で寝たり、頭撫でてもらったりするんだー!!
そして、あたしは今、クレイの実家に居る。
必死で海を泳ぎ、船を追い、馬車を追い、翼も足もヘトヘトになって、
やっとの思いで辿り着いた先には、とんでもなくでっかいお城があった。
門番だろう兵士に頭を下げられ、クレイは迷い無く城内へと入っていく。
あたしは少しだけ悩んだあと、クレイと同じように兵士へ近づいてみた。
すると、スク水姿でヨレヨレのあたしを仰天したような眼差しで見た兵士は、
すぐに自分のマントであたしを囲い、横抱きにして城内へと運んでくれた。
そして、早一週間。
クレイの家族はあたしに気付いてるのに、当の本人はまったく気付かない。
勿論、わざと無視しているわけじゃない。
あたしがこっそりクレイのそばを、付かず離れずで居るからだ。
「・・・・・・そろそろ、だよな?」
確か、昔読んだあの本によると、
『キミが居なくなって気付いたよ、
キミが僕にとってどんなに大事だったのか・・・・・・!』
とか、
『失ってはじめて気付く恋の始まり!もう二度と離さない!!』
とか、
うろ覚えではあるが、そんな展開が待っているはずだ。
「うぅー。でも、そろそろあたしも限界だぞ」
とりあえず、今クレイの部屋に入っていった、
あのお兄さんとお姉さんが部屋を出たら、
あたしから抱きついて、どうして気付いてくれないんだって、言おう。
そして、絶対もう離れてやらないんだからなって、
首根っこ捕まえて、言ってやるんだ。
3人でヨロヨロと遺跡外に戻ったのも束の間、
いきなり、すごい勢いで押し寄せてきた大波に飲み込まれ、
気がついたら島の姿は無く、島中の冒険者たちが半裸で海に浮いていた。
「げほげほっ!げほっ! な、なんなんだ、いきなり」
開いた口に容赦なく入ってきた海水を吐き出して、周囲を見渡す。
見知ったヤツの顔がちらほらと見える。
でも、クレイとクロマの姿が見えない。
「おーい!! クレイー!! クロマー!! どこだー?!」
声を大にして叫ぶ。
いつの間にか、着ていた服が薄いゴム布みたいになっていることに気付いた。
これはどこかで見たことがある。あれだ。
なんたらプレイとかで使う、スク水とかいうやつだ。
「おーい! クレイー!! クロマァー・・・・・・!」
どうやら周囲の奴らも仲間を探しているらしい。
口々に呼ばれる名前に、あたしの名前は入っていない。
「く・・・・・・クレイぃ・・・・・・」
なんだか泣けてきた。
このまま、いきなりサヨナラなのか?
2ヶ月ちょっととはいえ、昼夜問わず一緒に過ごした仲なのに。
やっと、半裸とはいえ肌と肌を合わせることができるかと、
そう、期待したところだったというのに。
「うぅ・・・・・・・・・・・・う?」
涙で滲んだ視界の向こうに、何度となく飛びつこうとしてその度逃げられた、
小さな金髪の頭と、華奢な肩・・・・・・そして、想像力をフル回転させて妄想した、
傷ひとつ無いすべらかそうな白い肌が見えた。
クレイと思われるそれは、少しずつ、少しずつ、遠ざかっていく。
離れるもんか!離れるもんか!あたしは絶対クレイと一緒にいるんだ!
一緒に水遊びしたり、一緒の布団で寝たり、頭撫でてもらったりするんだー!!
そして、あたしは今、クレイの実家に居る。
必死で海を泳ぎ、船を追い、馬車を追い、翼も足もヘトヘトになって、
やっとの思いで辿り着いた先には、とんでもなくでっかいお城があった。
門番だろう兵士に頭を下げられ、クレイは迷い無く城内へと入っていく。
あたしは少しだけ悩んだあと、クレイと同じように兵士へ近づいてみた。
すると、スク水姿でヨレヨレのあたしを仰天したような眼差しで見た兵士は、
すぐに自分のマントであたしを囲い、横抱きにして城内へと運んでくれた。
そして、早一週間。
クレイの家族はあたしに気付いてるのに、当の本人はまったく気付かない。
勿論、わざと無視しているわけじゃない。
あたしがこっそりクレイのそばを、付かず離れずで居るからだ。
「・・・・・・そろそろ、だよな?」
確か、昔読んだあの本によると、
『キミが居なくなって気付いたよ、
キミが僕にとってどんなに大事だったのか・・・・・・!』
とか、
『失ってはじめて気付く恋の始まり!もう二度と離さない!!』
とか、
うろ覚えではあるが、そんな展開が待っているはずだ。
「うぅー。でも、そろそろあたしも限界だぞ」
とりあえず、今クレイの部屋に入っていった、
あのお兄さんとお姉さんが部屋を出たら、
あたしから抱きついて、どうして気付いてくれないんだって、言おう。
そして、絶対もう離れてやらないんだからなって、
首根っこ捕まえて、言ってやるんだ。
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